茅野市の「御柱街道」と言われているR196沿いにある「長円寺」へ行ってきました。7年に一度の御柱大祭の「大曲」と言われている名所から少し下った場所にあるお寺です。
テレビでも紹介された為、駐車場は混んでいて、観光バスも停まっていました。
町の方から走っていると、赤い紅葉が目印になり入口の大きな杉の木が見えてきます。
長円寺は慶安2年(1649年)創建された真言宗智山派のお寺で、お庭は京都の庭師の作で京風の作りになっています。春の桜の季節と、秋の紅葉の季節は沢山の人が見に来る観光の名所の一つになっています。
杉の木の参道を通り過ぎ、左に見えてくる山門の二階には大きな鐘がありますます。登って突く事ができるので観光客の多い季節は鐘の音が町に響きます。
赤いモミジの紅葉と、黄色い銀杏の木、そして常緑樹のきれいな緑に囲まれた、小さな京都へ訪れたような場所です。
観音堂には木造薬師如来が安置されていて、茅野市文化財に指定されています。
参道の右側に多数の石仏が並んでいて、こちらも茅野市文化財に指定されています。
奥には水琴窟があり、近くで耳を傾けると静かな心地よい水の音が響いてきます。
日頃は静かなたたずまい、住職さんがいらっしゃるとお茶を出してくださったりして、少しお話とかができるのですが、今日は人であふれていてお目にかかることはできませんでした。
朝早く起きて観光客のいない時間にゆったりと過ごしに行きたい場所です。
この長円寺の南側に現在土地の販売があります。北東側に蓼科山と一緒に長円寺が見える場所、西側には入笠山や甲斐駒ケ岳がきれいに見える土地です。お散歩コースに長円寺を訪れるのもいいかと思います。