アルピニストの「野口健」さんが茅野に来た!

Posted by on 2017年11月13日

茅野市には様々な人が使えるスペース「ゆいわーく茅野」という場所があります。https://www.chinoshi.net/yuiwork/

11月12日に1周年を記念した行事がありました。

10時から14時まで、様々なブースが出されていたようです。

15時からアルピニストの野口健さんの講演会がある!と聞き、行ってきました。http://www.noguchi-ken.com/PROFILE/

会場は人気の為いっぱいで、入ることができず、ロビーで生中継を見る形になってしまいました。

テーマは「目標を持って生きることのすばらしさ」でした

このツルは盲目の80歳のおばあさんが一人で折ったものをボランティアの方が張ったそうです

 

話の内容は、どうしてエベレストや富士山の清掃活動をすることになったのか、震災の援助をすることになったのか、またそれに伴うエピソードを話してくださいました。

 

 

 

 

エベレストには沢山のゴミが捨ててあり、英語、フランス語、日本語の書かれているそれぞれのゴミの中で量は同じくらいでも、日本語が目立ってしまい、日本人の置いて行ったゴミの事をいろいろ言われてしまうそうです、そんな中「日本の富士山は世界一ゴミが多く汚い山だ」と言われ、ショックを受けたそうです。


富士山のゴミは登山道ではなく、樹海の中に山積みになっていたそうで、自分の身長以上の資源ごみ、タイヤとか、注射器とかがあったそうです。そこで17年前に富士山の清掃活動を始めたとの事、さらに最初の3年間は全く人が集まらず、拾ったごみよりまた捨てられてしまうゴミの方が多かったのではないか?と思うそうです。4年目からボランティアの人数が劇的に増えてくれて、もしかしたら今年山梨県側終了宣言ができるかもしれないそうです。他にもエベレストの清掃活動・東北地震・熊本地震・ネパールの地震の話をしてくださいました。もっと聞きたかったです。

人がやらない事を始めると様々なパッシングがあるそうで、それでも続けているとだんだん気持ちがしょげてしまったりということもあるそうで、そんなときの逃避行先が八ヶ岳なのだそうです。八ヶ岳を登っているとすれ違う人がほとんど「こんにちは!」とあいさつをしてくれたり、山のパワーに癒されて、また頑張ろうという気持ちになったそうです。「八ヶ岳が!」と言われて嬉しかったです。

帰りに隣りの部屋に、エベレスト登山の時に使ったベースキャンプのテントが再現されていました。エベレスト登山で拾ったゴミやエベレストで着た防寒着、や靴も展示されていました。

事業としてやるのは簡単だけど、「想い」で動いているNPOで行うのはそれぞれの想いが強くて、まとめていくことが大変だったそうです。様々なパッシングを乗り越えて誰も顧みない事をやり続けていく姿はすごいな!と思いました。

土地の販売をしていると、土地には意外とゴミがいっぱい捨ててあったりします。一人の人が何気なく「自分だけはいいや」とペットボトルをぽい!と捨てたゴミ、お昼を食べて捨てに行くのがめんどくさくてポイ!としたゴミ。資源ごみもたまにあります。一人ひとりがゴミをポイ!っとするのをやめていかないといけませんね。先日の大雨の時も山から雨で川を伝って諏訪湖にかなりのゴミがたどりついたそうです。自然を守っていくのは一人一人の心がけですね。