地域行事の「どんど焼き」を楽しんできました!

Posted by on 2018年1月16日

準備の終わったどんど焼きの「やぐら」の向こうには八ヶ岳が見えます

お正月が終わり1月15日の小正月にはこの地域では各地区ごとに「どんど焼き」という行事が行われます。

「歳神様を炎とともに見送る行事」との事。

今では15日に行わず土日に行う地域も多くなってきています。

お正月飾りやだるまなど、燃やすものを「ボヤ集め」と称して子供たちが地区を歩き集めて回ります。そして、竹や枝を使って大きな櫓(やぐら)を作り上げ一番上に大きなだるま・そしてしめ飾りなどのお正月飾り、お札、書初めなどを飾り付けて15日に燃やすのです。昼に行う地区もありますが、夜に行われる地区が多いようです。「うちの地区の方が大きいぞ!などと自慢しているお父さんもいます」ほんと立派!!

当日は火を点ける前に子供たちが太鼓をたたいて地区を回り「どんど焼きが始まるよ!早く来ないと火が消える」などとうたいながら歩きます。

その音を聞いて地区のお年寄りから子供まで集まってくるのです。

外はマイナス10度近くになっています。

寒い中、地区の人がぞろぞろと歩いて集まってきて

        点 火!

こんな大きな火はどんど焼きでないと見れないです

5メートルくらいの高さに積み上げてある櫓に一気に火が回ります。火が燃えてくると顔は熱くて、お尻は寒いのです(笑)

竹が沢山燃やされていて、「パン!パン!」と爆竹のような音がします。にぎやかな音と炎のパチパチという音が鳴り響きます。

ここの地区は昼間にどんど焼きをしていました

 

 

そのあと、今年厄年の人が「厄投げ」をするのです。

まず、厄投げの前に藁の束に火を点けて、その火を道祖神の前に走って持って行き供えます。

その後おひねりにしたお金・おみかん・お菓子を投げるのです。この年の災いを年の数だけ用意して投げてしまうのだそうです。なので厄投げをしている家族は厄を持ち帰らないように拾わないそうです。

 

厄を投げ始めると小さな子供からお年寄りまでみんな夢中になって拾います。

おみかんは頑張ってキャッチしないとつぶれちゃいますね。いくつ年を重ねてもこの行事は楽しいものです。

そのうちに火が収まってきて、近寄れるようになると柳の枝の先につけた赤や緑や白いお餅をどんど焼きの日で焼きます。このお餅は「繭玉」と呼びます。

この「繭玉」を食べると1年を健康に過ごせるそうです。

ほんのり甘くて美味しいので、ついついパクパクと食べてしまいます。お餅を完食した後マシュマロをつけて焼いて食べるのもおいしかったです。

繭玉を焼いて食べ終わるころ、みんなそれぞれ家に帰って終わりになります。

「どんど焼き」という呼び名は地方によって変わるようです。

また、どんど焼きの時に厄投げをするのも諏訪圏だけのようです。

大きな地区に入ると様々な行事が行われます。子供のために!という行事が多く感じられます。それだけ子供が大切にされてきたのだと、行事に参加するたびに思います。

都会では薄れてきている「お付き合い」があるのが田舎暮らしかもしれません。

沢山のおせっかいに助け助けられての生活はほのぼのしてよいものです。

そんな生活をぜひ一緒に!いかがですか?

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