今では貴重な「かやぶき職人」さんが講師として来てくださり、縄文時代のかやぶきの小屋を作るイベントに参加してきました。
「尖石考古博物館」には、縄文時代の家が展示されています。いつもは横を通り過ぎるだけなのですが、自分で造れるの?と思い参加してみる事にしました。
この企画は「縄文プロジェクト」との事、8回に分けて組み立てていく第2回目に参加。
どのようにして作るのかを体験しようとの企画ですが、できるのかしら?の心配をよそに、意外とたのしい!作業でした。
「尖石考古博物館」の、駐車場に着いたら、玄関前に前回造られたベースとなる木組みの終わった小屋が待っていました。
あいさつの後簡単な説明があり、カヤを小屋に取り付けていきます。
最初は長いまま、入口にはしっかりくくりつけ、他の場所には薄く並べていきます。
どうやって動かないようにするのかしら?と思い並べていくと、次の説明があり、カヤの上に木を置いて、上の木と土台の木を結んでいくとの事、カヤは木と木のサンドイッチにして止まるのでした。
一段目が終わり、次は長いカヤを半分に切り、(切る道具も昔から使っている貴重なもの、よく切れるので、男性の方に切ってもらいました。)半分にした下のしっかりしたほうを一周並べ、その上に残りの上半分のカヤを、今度は下をそろえてトントンした後斜めになるようにトントンしてからもう一周、そして枝を上から椹木にしてまた土台の木と紐で結んで停めていきました。
カヤの厚みは増していて、ひもは鉄の棒の先に穴が開いた道具をカヤに差し込み、中にいる子供たちが、木の下を回してまたその穴にひもを通してもらって、引張表に出してから結んで停めていました。
一回り止めた後、また専用の道具、手作りのたたく道具で、カヤの面を整えました。
言葉では上手く伝わらないと思いますが、面白い作業でした。あと6回あるそうなのでお時間の都合の付く方は是非参加してみてくださいね!
次回は6月の10日詳しくは茅野市尖り石博物館ホームページをご覧ください。