中学校の遠足。本番の「八ケ岳」無事登頂!

Posted by on 2019年7月11日

 

先月練習で「蓼科山」へ日帰り登山をした中学生達。

いよいよ本番の「八ケ岳」へ登山してきました。

「八ケ岳」の中の「硫黄岳」を目指して出発です!

小鳥が朝食を食べています。

まだ梅雨の最中・・・。生徒も先生も天気予報とにらめっこの毎日でした。

予報はコロコロと変わります。太陽マークから雲マークや雨マーク、そして雷マークになったり・・・。

「蓼科山」よりゴツゴツしていない道でした。

念願のお日様のマークは帰ってきた後についているのです。

朝6時15分唐沢鉱泉分岐点に到着!

そこから中学校の先輩の経営する夏沢鉱泉さんのご好意!車で輸送してもらい「桜平駐車場」から歩き出します。

途中で雨が降り出しカッパを着てひたすら登っていきました。「オーレン小屋」で小休止。

「イワカガミ」が沢山咲いています。

小屋のオーナーが「がんばれ!」と声をかけてくれます。誰一人弱音も言わず元気に登っています。

こちらは「イワウメ」

次の目標は「夏沢峠」雨はますます強くなり、子供達も無口になってきました。「そろそろお昼かな?」と時計を見るとまだ10時前」・・・。そうですよね、朝早くに起きて出てきたのですもの。そろそろおなかが空きますね。おやつを食べて山頂を目指します!

標高2760m「硫黄岳」山頂でのランチ!

足元を見ると、山野草が咲いています。小さくてかわいい花です。

「ヒュッテ夏沢」を過ぎると樹林帯も終わり、晴れていたら景色がいいと思う雰囲気の場所、濃霧の中歩きました。噴火口の横を通り過ぎそろそろお腹が「グゥ!」と鳴りそうです。

 

お昼少し前に硫黄岳山頂に到着!ここでランチタイムです!

「硫黄岳山荘」の周りは「コマクサ」が群生してます!

3つのグループで時間差を付けてスタートした子供達全員が山頂で一緒になりました!不思議と雨も一休み!

疲れている様子も無く仲良しが集まり大きな声でおしゃべりしながらお弁当を広げます。

一瞬太陽が雲の向こうに見えたのですが、出発と同時に隠れてしまいました。

100m程下り今夜のお宿の「硫黄岳山荘」に到着しました。

「硫黄岳山荘」に入ります。

この後荷物を置いて「台座の頭」へ登る予定でしたが、雨脚が強くなってきたので中止

でも子供たちは大はしゃぎ!ほとんどが山小屋初体験!歩くとギシギシ手作り感満載の山小屋を歩き回り楽しんでいました。

疲れて寝てしまう子もいなくて、濡れてしまった服やリュックを乾かしたり、持ってきたトランプを楽しんでいます。

先生たちの方がぐったりしています(笑)

「はぁー無事着いた!」子供達が怪我や歩けなくならないで到着したことに安心したようです。

早めの夕飯は恒例のカレーライス沢山歩いたので何倍も美味しく感じることでしょう!「大盛にして4回お替りした!」などと声がしています。

家の布団より狭い布団ですが、沢山の友達と寝るのが楽しいよう、大はしゃぎしていましたが8時前にはあっという間に静かになりました。

朝4時にメを覚ますと!窓の外が!

 

 

山小屋の方はこのごろヘリが飛ばないそうです。「今月いっぱいは来ないかなぁ・・・。」

 

???食材とかいろいろどうしているの?

スタッフの人が下から担いでくるそうです。30キロもの荷物を背負って、早い男の子は1時間半で登って来るそうです!まあびっくり!すごいですね!

雲海の中からお日様が昇ってきました!

 

子供達は、お米1合とお野菜二つを運びました。次泊まる人の役に立つことでしょう。

・・・先生達はお天気が心配です。天気予報をチェック!「翌日12時からお日様が・・・。」「それじゃ遅い!」「ご来光は無理かしら?」・・・

ところが寝る前に雨がすっかり上がったのです!

先生達は大きな声で大はしゃぎ!・・・子供が起きちゃう(笑)

満点の星空に天の川が!星の数もものすごく沢山「明日は朝日が見れる!」大喜びです。

朝日を浴びる子供達

朝4時起床!4時30分にご来光!

中学校の上には雲があったけど。町が見えました!

 

 

本当に手を合わせたくなるような朝日でした!

右から「赤岳」「横岳」左下に「硫黄岳山荘」が!

 

子供達も大感激!

朝ごはんを食べて6時過ぎに下山を開始!

 

自分達の街が見えます!

帰りの景色の綺麗なこと!あきらめていただけに何をしても嬉しく感じます!硫黄岳山頂から「おーい!」「ヤッホー」と声がします?

 

偶然隣の中学校と同じ日になったようです。

「赤岩の頭」までは急な崖を降り、その岩の間には沢山の高山植物が咲いています。

昨日は荒かった川の水も少なく感じます。

さわやかなグリーンを眺めながら全員無事「桜平駐車場」に到着!

山小屋で用意してくださったお弁当を食べて、最終地点の「唐沢鉱泉分岐点」まで歩き、バスで中学まで帰ります。

自分達の中学校の学区内に八ケ岳があるのです。考えると不思議な感じです。

マップを見ると「北山」とか「豊平」などとでてくるのです。山小屋からの通学はさすがに無いようですが、オーナー達の視線がとても優しく感じました。

最初で最後の登山になる子供。もっと沢山の山に登る子供。様々かと思います。こんなに大勢で登ることはほとんど経験できない登山です。子供達の心に刻まれた思い出は一生忘れられない物になると思います。八ケ岳の麓に暮らしているから経験できた行事です。

 

黄色い帽子をかぶっていた子供達も立派な大人に成長していきます。

この地域を大切に思う大人に成長していくことを多くの大人が願っています。

大自然の中で育った純粋な心を大切に成長してほしいです

八ケ岳登山にチャレンジ

こちらにお住まいになったら是非チャレンジしてください!