今日は初めて「蔵」の鍵を開けてきました!
茅野市の古い家には大抵「蔵」があります。
それぞれ「蔵」には特徴があり見て回ると面白いかと思います
今日の「蔵」は木造の小屋みたいな外観の「蔵」でした
「蔵」と言うとイメージは「白い壁に瓦の屋根の・・・」なのですが
この「蔵」は農家の方が収穫した穀物(主にお米)などを貯蔵したり、家財道具を収納したりといった用途のようでした。
良く見る白い壁の「蔵」は木造の「蔵」の周りを漆喰などの土壁をさらに上塗りして作ったりするようです。
「蔵」の壁は厚く、1年を通して温度の変化の少ない構造になっているそうです
今日の「蔵」は回りに「コ」の字に建て増しされていて、きっとここでいろいろな冬の農作業をしていたのかもしれません。
・・・さあ本題!
今日は「蔵」の鍵を始めてあけることになったのでした・・・
「鍵」と言っても普通の家の鍵とは違い、蔵ごとに開け方も違うのです。
果たして私に開けられるのでしょうか???
とても不安に思う中、重たい「鍵」を渡されました。・・・・重い!
鍛冶屋さん?それとも蔵専用の鍵屋さんがいたのでしょうか?
それぞれの「蔵」によって「鍵」もさまざまです。
今回の「蔵」は「簡単だから出来るよ!」とは言われたものの・・・
どきどきしながら「蔵」の扉の鍵穴に「鍵」を入れてみました
下のほうの横に長い穴の開いているところに「鍵」を差し込み上に持ち上げてみましたが・・・
・・・空かない・・・
いろいろやっているうちに、持ち上げるときに重たい手ごたえが!
「鍵」を差したまま戸を横に動かしてみたところ、無事動きました!
「ねずみにかじられないようにね」
などと脅かされて開けたのですが、持ち主の方が綺麗にお掃除してあり、そんな心配はご無用でした。
中に入って戸を閉めるとまた鍵のかかる「蔵」もあると聞いたことがあるので、戸を開けたまま中を見て回ることに。
1階はお米などの穀物を保存した枠がありました。
手前の柱に板をはめて保存します。
2階のある蔵なので2階も上がってみます。
入ってすぐ左側に2階へ上がる急な階段があります。
階段を上がると途中に小さな窓があり、 2階の奥にも明り取りの窓がありました。
もちろん電球はありません。薄暗い中、恐々と階段を上り下りしてきました。
外からのイメージと違い、綺麗な状態でした。寒さもあまり感じません。
無事「蔵」の中の撮影終了です。
扉を閉じて、「鍵」を抜いて施錠して帰ってきました。
茅野市には既存の「蔵」のある古民家を上手に改装して「蔵」を生かした店舗などを作る方もいます。
ここの「蔵」もきっと新しいオーナーの手で変わることでしょう。
どんな活かし方ができるのでしょうか?
「蔵」のある生活。新しい雰囲気の場所になるのを想像してみるのも楽しみです
「蔵」のある暮らしを始めてみませんか?