信州の最大の湖「諏訪湖」は、冬に全面結氷します。
寒い年には氷の厚さが10cm以上になり、さらに零下10℃以上の冷え込みが数日続くと、湖面の氷が大音響と共に山脈のように盛り上がる「御神渡り」が見られます。
これは、気温が上がったり下がったりすることで氷が膨張と収縮を繰り返し起きる自然現象です。最近は暖かくなり、何年かに一度しか現れなくなっています。
最高50cm~1mもの高さで湖岸から湖岸まで数kmに渡り「氷の道」ができる光景は不思議なものです。今年は10~20センチのようです。
諏訪大社上社の男神が下社の女神のもとへと渡る恋の道である、というロマンチックな言い伝えがあり、神官が「御神渡り」かどうかを認定する拝観式が行われます。
その時の、湖面の割れ目の状態を見て、その年の天候や農作物の出来、世の中の吉凶までも占います。
毎年冬になると、寒いのは嫌だけど「御神渡り」は出てほしい???矛盾した思いで寒さと戦っていました。そんな日々の中、先週は夜に―15℃になる特に寒い日々・・・。そしていよいよ2月の2日!やっと!そうなのです!やっと5年ぶりに「御神渡り」の認定がされました!毎朝今日はお「御神渡り」は・・・とニュースになり、神様の恋に住民が恋をしているような毎日でした。
この「御神渡り」の判定・・・?をする人がいるのです。この担当は八剱神社(ヤツルギ)の神官の方が判定と神事を執り行うのです。
5年ぶりとの事で諏訪圏中!いえいえ全国で放送されました!
そこで「御神渡り」を日曜日見に行ってきました!諏訪湖の周りは渋滞していて沢山の人が見に来ていました。車のナンバーも大宮、名古屋、新潟、山形とあちらこちらから「御神渡り」を見るために遠くから泊りでいらしているとの事でした!
近いからか感じていなかったのですが、遠くの方がこんなに関心を持っているなんて!と改めてすごい場所に住んでいるのだなぁ!と感じました。
神様の5年ぶりの想いも叶い、今年はHAPPY な年になりそうですね!
追伸 湖畔を歩いていると、かなり倍率の高いレンズで写真を撮っている方がいました。諏訪湖には数年前から大鷲の「グル」が飛来しているので、「御神渡り」と「グル」を一緒に写したい!と思って来そうです。この日は残念ながら「御神渡り」とは離れたところで食事をしていました。
朝早く又は夕方に行くと飛んでいる所を見ることができるそうです。
自然豊かなところに住んでいる責任を感じます。少しでも自然を保つ生活をしていかなくてはですね。
☆昔に比べて諏訪湖の氷は薄くなっています、くれぐれも湖の氷に直接乗ることはしないでください!落ちたら冷凍庫より冷たい水の中です。マナーは守って下さい。