
とても大きなやぐらです
小正月または手前の連休に
地区で「どんど焼き」が行われます
ここの地区は1月12日に
「どんど焼き」をやりました
松の内まで飾っていた松飾や だるま しめ縄など
お正月飾りをお焚き上げして

だるまさんも燃えていきます
正月飾りを目印に家に来てくださった年神様を
正月飾りを燃やした煙と共に見送るのです
「五穀豊穣」「商売繁盛」「家内安全」
「無病息災」を願い火を点け
招福や厄払いをするお祭りです

まだまだ燃え続けます
書初めを一緒に燃やすと字が上手になる
という人もいます
・・・今からでも間に合うかしら?
・・・子供だけかも???
などと思ったり・・・
~どんど焼き当日の朝~
子供たちが各家庭を回り
お正月飾りなどを集めてきます
町内の広場や田んぼににやぐらを組み
お正月飾りなどを積み上げていきます
どんど焼きが始まる前に
子供たちが太鼓をたたきながら
もうすぐどんど焼きが始まるよ!と
声をかけて回ります

下火になっても熱い
辺りが暗くなり
小学生の子供達が松明を持って
どんど焼きのやぐらの周りに立ち
一斉に着火すると
あっという間に火が燃え上がり
空に向かって「パチパチ」と音がします
しばらくすると竹が燃え始め「パンパン!」
激しい音がします
だるまさんも真っ赤に燃え
火の粉が舞いあがります
ほんとに空に吸い込まれていくように・・・
神様が乗っかっているのでしょう

それぞれお餅やまゆ玉を焼きます
茅野の夜はとても寒く
この日もマイナス7度くらい・・・
火が燃えて顔が熱いのですが
背中は寒い・・・
綺麗に燃え尽きていくことで
色々な厄払いができたような
すっきりとした気持ちになります

突然「ひゅ~!」と
火が小さくなってくると
大人も子供も
持ってきた柳の枝にお餅を刺した「まゆ玉」を焼き始めます
焼けたまゆ玉を食べると
一年間無病息災に過ごせる!と聞きます
寒い夜空の中「あちち!」と言いながら
まゆ玉を美味しくいただきました!
皆がまゆ玉を食べていると
北の方角の夜空に
花火が上がりました!
思っていたよりも沢山の花火が上がり
冬の夜空にきれいな花が沢山咲きました
今年1年良い年になりますように!
皆の思いがつながっていくように思いました

花火が綺麗に開きます
この後道祖神様の方へ移動して
厄年の人が厄投げをします
おひねりとおみかんやお菓子を投げて
厄年の人の厄をみんなに拾ってもらいます
拾ったお金はなるべく早く使うと良い
拾ったお菓子はなるべく早く食べると良い
と聞いています
厄払いをして
良い1年にしていくのをお互い助け合う
そんな風に思いました
2025年が皆様にとって
何か良いことのある1年でありますように!